
◎プロフィール | 優子 さん 1978年、秋田県生まれ。東京育ち。孤独を愛する。 |
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◎白梅会とのつながり |
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◎お話を伺った日 | 2022年10月 |
私のものづくりからつながった、人と場所。
––––– 今日は、よろしくお願いします。
優子さん こちらこそ、よろしくお願いします。
––––– まずは、簡単に趣味のお話からお伺いできますか。
優子さん 趣味は読書とか手芸です。幅広く色々なジャンルの本を読みます。最近は『悲しみの秘儀』(若松英輔 著)という本を読みました。おすすめです。

––––– 他には、どのようなことをして過ごしていらっしゃいますか。
優子さん カフェ巡りが好きです。NHKの番組を観たり、勉強になることも好きです。
––––– 素敵な過ごし方ですね。そんな優子さんが白梅会につながった時のことを聞かせてください。
優子さん 「調布市こころの健康支援センター」からの紹介で入所しました。最初は、周囲に進められるがまま、入所しました。
––––– 当時の「梅の木の家共同作業所」では、どのようなことをされていましたか。
優子さん 藍染です。ものづくりが好きなので、藍染の仕事があったのでよかったです。趣味の手芸が作業所でもできるので楽しいです。


––––– 「童里夢工房」へ移られた今、どのようなことをされていますか。
優子さん 通年ある作業以外に、最近は、クリスマスカード、クリスマスリースづくりをしています。 ものづくりは、自分を表現できます。私はしゃべるのが苦手なので、ものづくりを通して自己表現になることが嬉しいです。
––––– これから「童里夢工房」ではどんなことをやっていきたいですか。
優子さん 今後も、ものづくりや、行事に参加したり、みんなで楽しくやれたらいいなと思います。 「童里夢工房」のメンバーはみんないいひとばかりなので、人が苦手でも話しかけやすいです。

––––– 童里夢工房の職員はどんな人たちですか。
優子さん みなさん私のことを気にしてくれて、話しかけてくれて、親身になってくれます。明るい方が多いと思います。 「梅の木の家共同作業所」時代から一緒の林さんには、色々トラブルが起きた時に相談してアドバイスをもらっています。

あとがき
作業所でも趣味を楽しんでいる優子さん。
趣味を持つことって共通の価値観を持った友人と知り合えたり、新しい発見があったり。人生をより楽しく出来る素敵なことだなと感じました。
趣味を持つだけでも素敵なことなのに、「童里夢工房」の場合、それが仕事になって、社会とつながって、健康にまでなる。しかも作業所に通うことって、今風なヴァーチャルなものと違ってリアルな物だから、フルに五感を使って楽しむことができます。
日頃優子さんと話していても「〇〇のお店でおいしそうな匂いがしていました」とか「今日の藍染の色具合は濃くていいですね」とか、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、でコミュニケーションを楽しんだり、困りごとやストレスを相談したり。
自分の個性やライフスタイルを大切に、自分らしく自分なりに作業所を利用する人がもっと増えて、結果的にいろんな人が社会に参加して、いろんな人の魅力を自然と知ることのできる社会になったらいいなと思いました。
聞き手: 菅井 誠